ペンで描かれる壮大で緻密な世界
池田学展が金沢21世紀美術館へ巡回
佐賀県立美術館で3月20日まで開催中の池田学の大規模個展が、金沢21世紀美術館に巡回する。会期は4月8日〜7月9日。
東京藝術大学の卒業制作で編みだした、丸ペンを使用した独自の細密技法で、現実を凌賀するかのような異世界の光景を描き出す池田学。その自身初の大規模個展が、出身地である佐賀の佐賀県立美術館に続き、金沢21世紀美術館で開催される。
本展では、国内外のコレクターや美術館が所蔵する作品が集結し、池田のこれまでの画業のほぼすべてを網羅。アメリカのチェゼン美術館の滞在制作プログラムにより3年にわたって制作された新作《誕生》も展示され、初日にはその制作過程を語るアーティスト・トークも開催される。