抽象と具象、重なり合う色彩とリズム。渡辺豊の新作絵画展がMaki Fine Artsで開催
東京・神楽坂のMaki Fine Artsにて、渡辺豊による個展「soft construction」が開催される。会期は4月1日〜30日。
1981年生まれの渡辺豊は、東京を拠点に油絵や彫刻を制作。これまでの主な個展に「The good old things is new forever」(switch point、2016)、「Melting land」(JIKKA、2015)、グループ展に「風能奈々 渡辺豊」(TKG Contemporary 小山登美夫ギャラリー、2008)などがある。
近年は、抽象と具象の中間的な表現が特徴的な絵画作品を多く発表している渡辺。空想的なイメージや有機的な形態を使い、色鮮やかで多層的な絵画空間を表現する。
本展では新作の絵画作品を発表。東京都美術館学芸員の山村仁志は渡辺を「変化し続ける」ペインターであるとし、近作について、豊かな色彩感覚で構成される「クレーを思わせる幻想的空間」と評する。Maki Fine Artsでは、今回が初めての個展。