ハウステンボスが美術品コレクションを一挙公開。レンブラントやラリック、エッシャーも
昨年3月25日に開園30年を迎えた長崎のハウステンボスが、30周年のフィナーレとして開園以来収蔵しているハウステンボスコレクションを一挙公開する。会期は2月11日〜5月31日。
九州を代表するリゾート施設のひとつである「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)。その収蔵作品がまとまって公開される。
ハウステンボスは昨年3月25日に開園から30年の節目を迎えた。本展「ハウステンボス大コレクション展」は、その30周年のフィナーレであり、次の10年に向けた最初の展覧会に位置付けられるものだ。
展示されるのは、開園以来収蔵している9000点におよぶハウステンボスコレクションから厳選されたもの。会期前半(2月11日〜4月16日)は「ハウステンボス名品展-園内に眠る美の世界-」と題し、オランダの黄金時代17世紀の油彩画をはじめとして、版画や陶磁器、ガラス、民俗資料などを展示。オランダを代表する画家、レンブラント・ファン・レインの貴重な銅版画の原板や、オランダ風景画を語るうえでは外せないサロモン・ファン・ロイスダールの油彩画などが並ぶ。また、日本にもファンの多いルネ・ラリックの作品など、普段は見ることができない作品の数々が一堂に会するという。
会期後半(4月22日〜5月31日)では、だまし絵で知られるM.C.エッシャーの作品展「全部見せます!ハウステンボス・エッシャー展」を開催。初期から晩年までのエッシャーの版画作品138点すべてと、関連資料を一挙に公開する。