北斎、歌麿、国芳などの春画約50点を展示。シネスイッチの「ギャラリーアートハウス」こけら落とし
1955年に「銀座文化劇場」として誕生し、長い歴史をもつ劇場「シネスイッチ銀座」が、同ビル内で新ギャラリー「ギャラリーアートハウス」をスタート。そのこけら落とし展覧会として、「銀座の小さな春画展」が開催される。会期は10月21日〜12月17日。
1955年の「銀座文化劇場」を前身とする劇場「シネスイッチ銀座」が、同ビル内で新たなギャラリー「ギャラリーアートハウス」の運営を開始。そのこけら落とし展覧会として、「銀座の小さな春画展」が開催される。会期は10月21日〜12月17日。入場は18歳以上。
本展の主催は、カルチュア・エンタテインメント、シネスイッチ銀座、浦上蒼穹堂。10月13日に公開される内野聖陽主演の映画『春画先生』と、11月24日に公開されるドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』の公開を記念するものだ。
本展監修は、2013年に大英博物館で開催された「春画展」のスポンサーであり、15年に東京・永青文庫の「春画展」で中心的な役割を果たした浦上蒼穹堂代表・浦上満。両2作の映画内に登場する葛飾北斎「喜能会之故真通」“蛸と海女”をはじめ、喜多川歌麿、勝川春潮、歌川国芳、歌川国貞など豪華浮世絵師の作品など江戸時代の春画約50点を展覧する。
浦上は本展開催に際し、次のようにコメントを寄せている。
「大好評を博したロンドン・大英博物館「春画展」から10年、日本初の本格的春画展が東京・永青文庫で開催されてから8年。しかしながら、いまもって良質な春画を観ることはとても難しい状況です。このたび公開される2作の映画をきっかけに、春画への関心が高まると思われます。そこで本物の春画を間近に観られる「銀座の小さな春画展」を企画しました。是非この機会に江戸時代の人々の生と性に対するおおらかな気分を味わっていただければ幸いです」。
出品作品は前期(10月21日〜11月15日)が葛飾北斎「喜能会之故真通」、勝川春潮「好色図会十二候」など。後期(11月16日〜12月17日)が葛飾北斎「喜能会之故真通」、勝川春潮「男女色交合之絲」など。