これが歴史に残る101枚!山梨県立美術館で日本の写真史を振り返る
写真技術の伝来から今日に至るまで、日本の写真史に残る写真家の代表作を集めた展覧会が、山梨県立美術館で開催される。会期は7月1日〜8月20日。
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幕末に写真の技術が伝来してから、デジタル写真の普及により写真が身近な存在となった今日まで、日本の写真史の軌跡を通覧する展覧会が、山梨県立美術館で開催される。
本展では、日本の写真史に残る写真家101人をとりあげ、それぞれの「私の1枚」と呼べるような代表作を銀塩プリントで展示する。主な出品作家は、荒木経惟、植田正治、木村伊兵衛、篠山紀信、下岡蓮杖、東松照明、土門拳、奈良原一高、林忠彦、森山大道など。
日本写真の黎明期の作品から、写真に絵画的表現を追求した20世紀初頭の芸術写真、独立した芸術としての写真を目指した1930年代の新興写真、戦前戦後に現れた多様な表現、そして今日現役で活動する写真家たちの作品までを一挙に見ることができる。
また、昭和の山梨の風景を多く撮影した植松波雄、内田宏、中山梅三、村田一夫の作品を紹介するコーナーも設けられる。
会期中には、夏休みに合わせて小学生から高校生を対象に、フィルムでの撮影・現像や、白黒写真への彩色を体験するワークショップなど、イベントも多数開催される。
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