日本で初個展。アリン・ルンジャーンがドクメンタ招聘のきっかけとなった《モンクット》を展示
タイの歴史をもとにした作品を制作する現代美術家、アリン・ルンジャーン(Arin Rungjang)の日本初の個展が、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで開催される。会期は10月28日〜11月26日。
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オーズ(パリ)での展示風景 © Photographie Romain Darnaud, Jeu de Paume
アリン・ルンジャーン(Arin Rungjang)は1975年バンコク生まれ。同市を拠点にアジアと欧米を中心に活動している。
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近年では、ヴェネチア・ビエンナーレ(2013)や「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」のほか、ドクメンタ14(アテネ、カッセル、2017)、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(国立新美術館、森美術館、2017)に参加するなど、世界的に活動している。
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2015年にパリで発表した《モンクット》は、ドクメンタ14に招聘されるきっかけとなった作品。タイ語で「王冠」を意味する本作は、「モンクット王」として知られるラーマ王4世とナポレオンに関する、歴史上の知られざる出来事をもとにして制作されたインスタレーション作品だ。
今回の個展では、本作に新たな要素を加え、フランス国外で初めて展示する。
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