千葉正也が見せる「ポータブル・
インスタレーション」の世界。
シュウゴアーツで個展開催
自作の彫刻や日用品などをモチーフにした絵画を制作する千葉正也が、六本木のシュウゴアーツで個展を開催する。会期は10月20日〜11月18日。
1980年神奈川県生まれの千葉正也は、現在、東京・八王子エリアを拠点に活動。これまでに、「絵画の在りか」(2014年、東京オペラシティアートギャラリー)、「Mono No Aware. Beauty of Things. Japanese Contemporary Art」(2013年、エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク)、「六本⽊クロッシング 2013 展 アウト・オブ・ダウト―来たるべき⾵景のために」(2013年、森美術館、東京)、「Discordant Harmony」(ふぞろいなハーモニー)展(2015〜16年、アート・ソンジェ・センター、広島市現代美術館、台北・關渡美術館)など、国内外で多数の展覧会に参加している。
千葉の作品には、自ら制作した彫刻や身の回りの道具・日用品などが常に登場する。千葉の手によって周到に配置されたそれらのものは、木、金属、プラスチックなどの材質感を入念に描き分ける筆致によって、まさに「ポータブル・インスタレーション」とも呼ぶべき絵画となって提示される。
本展では、新作の絵画とこれまでに描きためてきたドローイングを展示する。