デイヴィッド・ホックニーがiPadでデザイン。ステンドグラスの新作がウェストミンスター寺院で公開
エリザベス女王の治世を祝福するため、デイヴィッド・ホックニーがiPad を使ってデザインしたステンドグラスの新作《ザ・クイーンズ・ウィンドウ》が、9月26日にロンドンのウェストミンスター寺院で公開された。
代表作のひとつが現存アーティストとして過去最高額を更新することが予想されるデイヴィッド・ホックニーが、iPad を使ってデザインしたステンドグラスの新作《ザ・クイーンズ・ウィンドウ》(2018)が、9月26日にロンドンのウェストミンスター寺院で公開された。
青空とサンザシが咲き実るヨークシャー高原の風景を描写した本作は、エリザベス女王の治世を祝福するため、寺院からホックニーに委託されたもの。このステンドグラスは高さが8.5メートル、幅が3.5メートルであり、ホックニーのデザインのもとに10人の職人チームによって制作された。
ウェストミンスター寺院長のジョン・ホールは、「寺院のほかのステンドグラスよりはるかに優れていると思う。驚くほどの鮮やかさと明快さを持ち、シンプルで非常に意味を読みやすく、直接的な景色だ」と、イギリスのメディア・ザ・ガーディアンに語っている。
また、ロサンゼルス在住のホックニーは、ロンドンを訪れ本作の公開式に出席。「ここが歴史的な場所であり、作品が残っていくことを実感している」とコメントした。