2019.2.1

8万点の画像を掲載。世界最大の水彩画データベース「Watercolour World」とは?

水彩画のみに特化したオンラインデータベース「Watercolour World」が1月31日にローンチされた。8万点もの画像を掲載するこのウェブサイトとはどのようなものなのか?

ウィリアム・ガイ・ウォール The Bay of New York and Governors Island Taken from Brooklyn Heights 1820-25 メトロポリタン美術館蔵 The Edward W. C. Arnold Collection of New York Prints, Maps, and Pictures, Bequest of Edward W. C. Arnold, 1954
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 ありそうでなかったデータベースが誕生した。「Watercolour World」は、その名の通り水彩画に特化したオンラインの無料データベースだ。

 同サイトはイギリスを拠点に非営利で運用されており、繊細な水彩画をデジタル化することで、後生に伝えるとともに、より多くの人々に水彩画を楽しんでもらうことが目的だという。

 現時点での掲載点数は約8万点で、カメラが登場する以前、つまり1900年以前に制作されたもののみを掲載。掲載作品はメトロポリタン美術館や大英博物館、ロサンゼルス・カウンティ美術館といった巨大美術館をはじめとする世界各国の美術館コレクションと個人コレクションで構成されており、作家の名前が特定されているものだけでなく、作者不明のものも数多く含まれている。

 作品検索は作品のモチーフと描かれた風景(場所)などでのフィルターが可能。テーマに沿った特集記事も掲載されており、水彩画の世界を存分に堪能できる。

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