奈良美智ら約90組が参加。北海道の小さな集落で「飛生芸術祭 2019『僕らは同じ夢をみるー』」が開催へ
北海道・白老町にある小さな集落「飛生(とびう)」を舞台に「飛生芸術祭 2019『僕らは同じ夢をみるー』」が行われる。木造校舎やグラウンド、周囲の森、広大な牧草地を舞台に、アートや音楽、アイヌ伝承歌・踊り、ダンスパフォーマンス、市民とつくる演劇などが行われるこの芸術祭に参加するのは、淺井裕介、石川直樹、奈良美智、後藤正文+古川日出男など約90組。会期は9月7日〜15日。
北海道・白老町にある小さな集落「飛生(とびう)」。千歳空港から1時間ほどの距離に位置し、白老町の山奥にあるこの場所で「飛生芸術祭」が開催される。
旧飛生小学校を活用して1986年に設立された共同アトリエ「⾶⽣アートコミュニティー」。2009年、そこで制作する若手アーティストたちは小さな「⾶⽣芸術祭」をスタートし、⽊造校舎と周囲の森を展覧会場に多様な表現を紹介し、多くの人々が出会い、交流する1年に1度の催しとして行われてきた。アーティストたちはこの場、この土地でしか成し得ない創作・表現とは何かを考え続け、多くの有志とともに協働を続けている。
「僕らは同じ夢をみるー」をテーマとした今年は、約90組のアーティストが参加。作品展示などを行う「ART/SPACE」では木木木人、国松希根太、outwoods、森迫暁夫、石川大峰、CovoChillCamp、奈良美智、清水郁太郎、下平雅也、vue.sinsin(小助川美雪)、越後光詞、杉原信幸、淺井裕介、国松紗智子、内藤千尋、奥山三彩、高橋正和、瀧原界、伴翼、小助川裕康、相川みつぐ、永田まさゆき、富樫幹、HAL、瀧原祥、トビウの森の美術部、石川直樹、風間天心、富士翔太朗、木村崇人。そのほか「MUSIC/Sound Performance」「DANCE Performance」「演劇」「影絵/人形劇」「STORYTELLING」「BOOK」「PROJECT」「PHOTO/MOVIE」などからなる。
アートや音楽、アイヌ伝承歌・踊り、ダンスパフォーマンス、市民とつくる演劇などからなる9日間。なお、初日の9月7日〜8日にはオープニングイベントとして「TOBIU CAMP 2019『森と人との百物語』」と題し、この2日間限定のイベントも多数行われるため、公式サイトから詳細をチェックしてほしい。