シャネル・ネクサス・ホール、非売品の図録を期間限定でデジタル公開
シャネル・ネクサス・ホールは、各展覧会で制作してきた非売品の図録のなかから6冊をデジタル版として期間限定で公開すると発表した。第1弾はピエール=エリィ・ド・ピブラックによる「In Situ」展。
2005年のオープン以来、写真を中心に様々な展覧会を開催している銀座のシャネル・ネクサス・ホール。このギャラリーが各展覧会で制作している非売品の図録を、期間限定でデジタル公開する。
同ギャラリーの図録は、アートワークが施された箱入りの仕様で刊行されているが、会場での閲覧用として公開されてきたほかは一般販売されておらず、手に入れることは難しい。そんななかデジタル版でリリースされるのが、過去に開催された展覧会のなかからセレクトされた6冊だ。作品写真はもちろんのこと、作家やキュレーターの寄稿文等、全ページが掲載されており、展覧会を見た人はもちろん、未見の人も楽しめるだろう。
公開第一弾となるのは、今年シャネル・ネクサス・ホールに続き、KYOTOGRAPHIE 2020でもパリ・オペラ座のダンサーをとらえた作品を発表したピエール=エリィ・ド・ピブラックによる「In Situ」展の図録。公開期間は11月12日から12月10日まで。
その後は1ヶ月ごとに図録を公開。公開スケジュールは、「TRANSMISSIONS people-to-people」ティツィアーナ&ジャンニ バルディッツォーネ展(12月11日〜2021年1月7日)、「DEPARDON / TOKYO 1964-2016」 レイモン ドゥパルドン展(1月8日〜2月4日)、「INBOX HYBRIDIZATION (IN LOVE)」 エンキ ビラル展(2月5日〜3月4日)、「Retrace our Steps-ある日人々が消えた街」 カルロス アイエスタ + ギョーム ブレッション展(3月5日〜4月1日)、「D’un jour à l’autre 巡りゆく日々」 サラ ムーン展(4月2日〜4月29日)となっている。
美麗なシャネル・ネクサス・ホールの図録を、ぜひデジタルで堪能したい。