「Reborn-Art Festival」のプレイベントがオンラインでスタート。今年の第3回開催に向け
東日本大震災から10年の節目となる今年、第3回の開催を予定している芸術祭「Reborn-Art Festival」。そのプレイベントとして「Reborn-Art ONLINE」がスタートした。
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宮城県石巻市・牡鹿半島を中心に、「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭として開催されてきた「Reborn-Art Festival」。
東日本大震災から10年の節目となる今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑みながら、地域の内側からの復興と新たな循環を生み出すという目的の集大成を目指し、現在準備が進められている。
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これに先立ち、19年からの架け橋となるプレイベントとして「Reborn-Art ONLINE」がスタート。2つの企画からなる同イベントでは、アーティストが現在の制作や考えをオンラインで表現・発表する。
1つ目は、19年に小積エリアのキュレーターを務めた豊嶋秀樹がキュレーションする「鹿のゆくえ」だ。前回は「鹿に導かれ私たちを見るとき」をコンセプトとして、牡鹿半島の鹿猟師と食肉処理場に作家が集まり「集落」を形成した小積エリア。ここでは、会期終了後も自発的に活動していたアーティストたちが、鹿、神話、小積の風景などを素材に作品世界を展開する。
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現在は、在本彌生+小野寺望、坂本大三郎+大久保裕子、志賀理江子、堀場由美子による作品が公開中。この後も淺井裕介、津田直らによる作品が順次公開予定となっている。
そして2つ目は、インディペンデントキュレーター・窪田研二が企画する「交信 – 声なき声を聴くためのレッスン」。吉増剛造と青葉市子のライブや、SWOON×李俊陽×花崎草、志賀理江子×石倉敏明の対談、山川冬樹によるパフォーマンスなど、世界に生息するあらゆる「声なき声」に対し、アーティストたちの表現を通じて「交信」するためのささやかなレッスンを試みる。
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