マティスから着想。長場雄がAvant Arteとコラボし新作を発表
⽩黒のラインのみで構成された作⾵で知られる長場雄が、国際的なマーケットプレイス「Avant Arte」と初のコラボレーション。マティスをテーマにした新作を販売する。
特徴的な白黒のラインで構成された作風で人気を博す長場雄が、国際的なマーケットプレイスである「Avant Arte」と初めてタッグを組んだ。
長場は1976年東京生まれ。都内の美術学校を卒業後、アパレルメーカーでTシャツのプリントデザインを手がける。その後フリーランスとなり、アーティストとしての活動を開始。2014年に発表した白と黒の線だけで構成された作品が、代表的なスタイルとなった。これまで、美術史や90年代以降のアメリカンカルチャーに影響を受けた作品を数々発表。2022年にはユニクロ「UT」いおいて、ルーヴル美術館とのコラボレーションを果たした。
いっぽうAvant Arteはカーティス・ペニング、クリスチャン・ルイテン、マズダグ・サニイによって設立された、ロンドンベースのアートのマーケットプレイス。これまでジェニー・ホルツァーや蔡國強などとコラボレーションし、様々なエディション作品を制作・販売してきた。
両者にとって初のコラボレーションとなる今回、発売されるのはマティスからインスピレーションを受けて描かれたプリント作品《Fishbowl》だ。作品はオープンエディションとなっており、3月2日に24時間限定で発売。価格は300ユーロとなる。長場はこのプロジェクトについて「オープンエディションという形式で作品を発表することが僕自身初めてのことなのでとてもドキドキしますが、同時にワクワクもしております。これを機により多くの方に所有してもらって僕のアートを身近に楽しんでいただけたらと思います」とコメントを寄せている。