「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024」開催へ。98ギャラリーが出展
アジアをコンセプトとしたアートフェア「ART FAIR ASIA FUKUOKA」が今年、9回目の開催を迎える。
アジアをコンセプトとしたアートフェア「ART FAIR ASIA FUKUOKA」。その9回目となる「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024」が9月20日〜22日までの3日間行われる。
昨年は過去最多となる1万人の来場者数、取引総額3億円を記録した同フェア。今年は会場を福岡国際センターに移し、アジアとの交流拠点として機能することを目指すという。
一般社団法人アートフェアアジア福岡代表理事の阿部和宣は「アートフェアは世界の各主要都市で開催されています。日本が地方都市でも継続的にアートフェア開催が可能な、力のある国であることを証明したい。福岡がその役割を担い、アジア、世界に開かれたアートの街にしたい。そんな思いでフェアを運営しています」(プレスリリースより)とのコメントを寄せている。
会場は、福岡国際センターの特性を活かした2フロア構成。コマーシャルギャラリーによるメインセクション「Galleries」や、企業・学校等の団体による「Collaboration」、3度目の就任となるAFAF2024 スペシャルアドバイザー・宮津大輔によるキュレーションブース「Leading ASIA」などが展開される。
出展ギャラリーは98組(予定)で、2GIL29GALLERY(ソウル) 、Art Underground(メトロマニラ)、S&S ART PRo'J (JANE CLAIRE)(ソウル, 釡山)、ケンジタキギャラリー(名古屋, 東京)、MEDEL GALLERY SHU(東京)、Gallery Tony(ボラカイ島/フィリピン)、和田画廊(東京)などが初出展する。
出展者である東京画廊の代表取締役社長・山本豊津は、本フェアについて次のような期待を示している。「長くアートフェアのコミッティを務めましたが、我が国のアートフェアで実現できていないのは、海外のギャラリーの出展です。海に囲まれた東の果てにある立地ゆえ、欧米のギャラリーとコレクターが集まり難いのです。九州の福岡に構えるAFAF はアジアのマーケットを狙える点で、小さくても国際的なフェアが可能だと考え、三回目の出展を決めました。でも作品の購入がなければ、出展を続けられません。福岡らしい一層の工夫を期待します」(プレスリリースより)。
なお、今年も昨年に引き続き、福岡市、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパンとの共同開催となり、AFAF2024 と同時期に開催予定の「“Fukuoka Art Next” Week - FaN Week -」をはじめとするアートイベントなどで連携をとり、産官学を巻き込んだパートナーシップの強化をはかるという。