コーヒーを片手に「21世紀型サロン」を語る。ナカムラクニオと武田砂鉄によるトークイベントが資生堂ギャラリーで開催
東京・銀座の資生堂ギャラリーで現在開催中の「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENEStudio」展(1期:10月19日~12月26日、2期:2019年1月16日~3月17日)。この関連企画として、ナカムラクニオと武田砂鉄によるトークイベント「福原信三の場づくりから考える、21世紀型サロン」が11月22日に開催される。
東京・銀座の資生堂ギャラリーで現在開催中の、ギャラリー開廊100周年記念展「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENE Studio」。
本展の関連企画として、11月22日に同ギャラリーで、ナカムラクニオと武田砂鉄によるトークイベント「福原信三の場づくりから考える、21世紀型サロン」が開催される。
ナカムラクニオは、サロン的な場としてクリエイターから人気の荻窪のブックカフェ「6次元」店主であり、アートディレクター。山形ビエンナーレ2018にはキュレーターのひとりとして参加した。これまでのおもな著書に『人が集まる「つなぎ場」のつくり方』『さんぽで感じる村上春樹』『はじめての金継ぎBOOK』などがある。
武田砂鉄は1982年生まれのライター。2015年に上梓した初の単著『紋切型社会。言葉で固まる現代を解きほぐす』では、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した。その他の著書に『芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり』『コンプレックス文化論』『日本の気配』など。本展で配布されている冊子『福原信三の美』の著者でもある。
本展でフォーカスされている資生堂初代社長の福原信三は、人々が出会い、対話が生まれるオープンな「場」としての役割を重視し、文化発信の中心地である銀座でギャラリーやパーラーも営んだ人物。このトークイベントでは、そんな福原と当時の文化人とのネットワークや当時の様々な価値観が共有され、新しいクリエーションが生まれた「サロン」をめぐる話から出発し、21世紀におけるこれからのサロンのかたちを考えていく。
会場も、サロン形式のイベントをオープンな雰囲気で実施予定。コーヒーを片手に、今日のサロンのあり方やそこから生まれるコミュニティーの魅力について語らうことができる。