村上隆とルイ・ヴィトンのコラボレーション。巨大彫刻が京都市京セラ美術館に登場
9月1日まで「村上隆 もののけ 京都」を開催している京都市京セラ美術館。同館の⽇本庭園に村上隆による約13メートルの巨⼤彫刻作品が登場した。
「村上隆 もののけ 京都」を9月1日まで開催中の京都市京セラ美術館。同館の⽇本庭園に村上隆による約13メートルの巨⼤彫刻作品が登場した。
日本庭園の池に浮かぶように姿を現したこの《お花の親子》は、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションにより誕生。この金色の親子像はルイヴィトンのトランクの上に乗っており、トランクには2003年に村上とルイ・ヴィトンが初めてコラボレーションした際に生まれたカラフルなモノグラムがあしらわれている。
復活への祈りと象徴というコンセプトを持つこのお花の親子。村上は自身のアイコンのひとつとなっている「お花」について、改めて次のように説明した。「西洋の人間中心の世界観に、日本的な自然観を持ち込むというコンセプトで生まれたもの。長く愛されることとなった」。
また、本作をどのように見てほしいのか、という質問に対して、村上は「様々なところで言っているが、日本での最後の個展だ。見たいという人にはぜひ見てもらいたい」と応答した。
庭園には誰もが入ることができ、東山を背景に昼夜にわたり様々な表情を見せることになりそうだ。