パブリック・ドメインとなった作品は誰のもの? 著作権消滅後の作品の権利関係を解説

アートの世界に限らず、すべての芸術文化活動に関係する著作権。この著作権が消滅すると、いわゆる「パブリック・ドメイン」となり、誰もが自由に利用することができるようになる。一見わかりやすいこのパブリック・ドメインだが、他の権利との関係は意外と複雑だ。ライフワークとしてArt Lawに取り組む弁護士・木村剛大が詳しく解説する。

文=木村剛大

「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」 出典=特設ウェブサイト(https://artne.jp/chojugigafukuoka/)