EXHIBITIONS

#11 waiting in vain

池崎拓也、井出賢嗣、齋藤雄介、千葉正也、福永大介、万代洋輔

statements
2017.10.15 - 11.12

「#11 waiting in vain」 展示風景

「#11 waiting in vain」 展示風景

「#11 waiting in vain」 展示風景

「#11 waiting in vain」 展示風景

 池崎拓也、井出賢嗣、齋藤雄介、千葉正也、福永大介、万代洋輔。インスタレーションや写真、絵画など、表現手法の異なる6名のグループ展が開催される。

 6名はともに1980年代生まれ。主体性への強い渇望があるものの、主体性さえも、変化し更新し続けていかなくてはらない状況に様々なかたちでアプローチをするという共通点を持っている。

 「ポストモダン以降、資本主義の拡大とテクノロジーの発展は、情報化社会の広がりと、近代から表象化され始めた世界像をいくつも出現させました。政治的なイデオロギーは可視化され、モダニズムは惑星規模で需要されています。そうした世界では周辺と中心が緩やかにつながり、境界があいまいです。こうした傾向に対して、80年代生まれのアーティストの一部は、主要なイデオロギー的言説に対して、積極的に関わらないものの、彼らの日常における様々な場面での活動が、主要なイデオロギー的言説に緩やかに繋がり、または影響を及ぼしていることを知っています。彼らは文化的なコンセンサスを行動の規範に出来ず、流動的に絶えず影響を及ぼし合う状況にあって、自らの主体性を絶えず組み替えていかなくてはなりません。本展では自らの主体性への強い渇望があるものの、主体性さえも、変化し更新し続けていかなくてはらない状況に様々なかたちでアプローチをするアーティストによって構成されます。」(展覧会ステートメントより引用)