EXHIBITIONS
山口幸士「風景の向こうがわ」
粟津潔邸で、山口幸士による新作絵画の展覧会「風景の向こうがわ」が開催されている。
会場のAWAZU HOUSEは、戦後日本を代表するグラフィックデザイナー・粟津潔(1929〜2009)の自邸兼アトリエであり、建築家・原広司によって設計。様々なジャンルの実験精神旺盛な表現者たちが粟津の周辺で新しい表現の可能性を模索し、対話を続けてきた場所である。
本展の出展作家である山口幸士は、2018年にニューヨークから帰国後、自身のホームタウンである川崎に拠点を移し、心身ともに川崎そのものを見つめ直すことでローカルを題材にした作品を多く発表。2022年には自主企画「小さな光」を川崎の工場地帯で開催。2024年には川崎市市⺠ミュージアムとの共同企画展「River / Blue」を川風のガーデンと粟津潔邸の2ヶ所で開催し、川崎という街とさらに関わりを深めた。
山口は、粟津潔や原広司と同様に川崎という街で生き風景を見つめてきた。風景を描くうえで、その場所の歴史や背景、そこにある言葉にできない感情のようなものを作品を通して表現しようとしている。
本展では、原広司によってつくられ「私はすべての表現の分野に、その表現の境界をとりのぞくだけではなく、階級・分野・格差・芸術に現われた上昇と下降の表現も、取り除いてしまいたいと決断する」というコンセプトのもと、主人の粟津潔によって育まれた空間に、新作を含む絵画20数点を展示。
会場のAWAZU HOUSEは、戦後日本を代表するグラフィックデザイナー・粟津潔(1929〜2009)の自邸兼アトリエであり、建築家・原広司によって設計。様々なジャンルの実験精神旺盛な表現者たちが粟津の周辺で新しい表現の可能性を模索し、対話を続けてきた場所である。
本展の出展作家である山口幸士は、2018年にニューヨークから帰国後、自身のホームタウンである川崎に拠点を移し、心身ともに川崎そのものを見つめ直すことでローカルを題材にした作品を多く発表。2022年には自主企画「小さな光」を川崎の工場地帯で開催。2024年には川崎市市⺠ミュージアムとの共同企画展「River / Blue」を川風のガーデンと粟津潔邸の2ヶ所で開催し、川崎という街とさらに関わりを深めた。
山口は、粟津潔や原広司と同様に川崎という街で生き風景を見つめてきた。風景を描くうえで、その場所の歴史や背景、そこにある言葉にできない感情のようなものを作品を通して表現しようとしている。
本展では、原広司によってつくられ「私はすべての表現の分野に、その表現の境界をとりのぞくだけではなく、階級・分野・格差・芸術に現われた上昇と下降の表現も、取り除いてしまいたいと決断する」というコンセプトのもと、主人の粟津潔によって育まれた空間に、新作を含む絵画20数点を展示。