Ginza Sony Parkのウォールアート企画第2弾。画家・山口幸士が描くガーベラ畑が銀座に
Ginza Sony Parkによるウォールアート企画第2弾に画家・山口幸士の作品が選ばれた。山口がこの場所のために新たに描いたガーベラの花畑が、全長約30メートルのウォールアートとして銀座に掲出されている。
Ginza Sony Parkが実施しているウォールアート企画の第2弾に画家・山口幸士の作品が選ばれた。山口がこの場所のために新たに描いたガーベラの花畑が、全長約30メートルのウォールアートとして銀座・数寄屋橋交差点に掲出されている。
本企画は、Sony Parkの建て替え工事中(2024年完成予定)に生まれた都市の「余白」を活用し、銀座の街や行き交う人々に新たなリズムを届けるためのアートプロジェクトだ。アーティストは、いままでGinza Sony Parkと関わりのあった人物から選出されている。
第2弾アーティストとして選ばれたのは、ストリートカルチャーの柔軟な視点で日常の風景を描く画家・山口幸士。山口は2015年から3年間のニューヨークでの活動を経て、現在は東京を拠点に活動。21年6月にGinza Sony Parkで個展「余白の記録」を開催。同施設周辺を描いた作品を園内各所に展示した。また22年4月には神奈川県川崎市の工場を会場に個展「小さな光」を開催し、話題を集めたことは記憶に新しい。
今回のウォールアートは、ソニービルの角地に存在した10坪の公共スペース「ソニースクエア」のイベントにおいて、満開に咲いていたガーベラの花畑をイメージしたものだという。
また、このウォールアートの原画を展示する個展「Gerbera」もSony Park Miniで2月8日まで開催中だ。会場ではほかにも、本作を描く際にモチーフにしたというガーベラを題材にしたオリジナル作品も展示されている。
山口は、今回の作品掲示と個展の開催にあわせて次のようにコメントしている。「かつてソニービルの余白を利用した銀座の庭には、ガーベラが満開に咲き、道行く人々の目を楽しませていました。 その話をインスピレーションに、2021年にGinza Sony Parkの空間を生かした展示『余白の記録』を開催。今回は30メートルのウォールアートというかたちでガーベラの花畑を表現しています。銀座の庭から始まったガーベラの物語は現在もかたちを変えて受け継がれています。この花畑が銀座の街を彩り、沢山の人たちの心を少しでも温かくできることを願って。30メートルのウォールアートから3メートルの原画へ。サイズや空間、背景によって見方が変わる作品を是非ご覧ください」。