EXHIBITIONS
河口龍夫個展「涙の質 」
SNOW Contemporaryで河口龍夫の個展「涙の質」展が開催される。
河口は1940年兵庫県神戸市生まれ。62年に多摩美術大学絵画科を卒業して以来、50年以上のあいだ第一線で活躍し、鉄・銅・鉛といった金属や、光や熱などのエネルギー、化石や植物の種子などを素材に、生命や時間、エネルギーといった非物質的な事象を可視化する作品を発表している。
本展では、涙を密封するシリーズ作品「涙の質」が展示される。河口は、最大の理解者のひとりであった美術評論家・中原佑介の訃報と東日本大震災を同じ日に経験し、それを契機に、明確な悲しみから来る「涙」と、理由がわからずただ流れてしまう「涙」を「涙の質」が変質したものと捉え、「涙の質」シリーズを制作し始める。涙を封印することにより「涙」の普遍性を獲得しようとする河口の作品を堪能してほしい。
河口は1940年兵庫県神戸市生まれ。62年に多摩美術大学絵画科を卒業して以来、50年以上のあいだ第一線で活躍し、鉄・銅・鉛といった金属や、光や熱などのエネルギー、化石や植物の種子などを素材に、生命や時間、エネルギーといった非物質的な事象を可視化する作品を発表している。
本展では、涙を密封するシリーズ作品「涙の質」が展示される。河口は、最大の理解者のひとりであった美術評論家・中原佑介の訃報と東日本大震災を同じ日に経験し、それを契機に、明確な悲しみから来る「涙」と、理由がわからずただ流れてしまう「涙」を「涙の質」が変質したものと捉え、「涙の質」シリーズを制作し始める。涙を封印することにより「涙」の普遍性を獲得しようとする河口の作品を堪能してほしい。