EXHIBITIONS
三宅砂織「Nowhere in Blue」
WAITINGROOMで、三宅砂織の個展「Nowhere in Blue」が開催される。
三宅はこれまで、さまざまな経緯で出会った既存の画像を、ネガポジ反転させて透明シートの上に描き、それを感光紙の上に重ねて露光することで、ドローイングの「影」を印画するというフォトグラムの手法に取り組んできた。近年では、フォトグラムの制作を通して深めた思考を反映させた映像作品や、日光で感光させるサイアノタイプにも取り組みながら、人間がさまざまなものに眼差しを向け、それを何らかの方法で画像化することや、画像化されたものが共有され、また新たな眼差しが重なっていくという営みのなかに存在する「絵画的な像」を抽出するような試みを続ける。
本展で三宅は、サイアノタイプの新シリーズと、その思考を反映させた映像作品を初めて紹介する。それらは、世界的なパンデミックの経験や生成AIの爆発的普及など、劇的に変化し続ける日常を三宅がアーティストとして過ごすなかで、森林や庭園を歩くことから見出した「ランドスケープ(風景/風景画)」についての思索が反映されたシリーズとなっている。
三宅はこれまで、さまざまな経緯で出会った既存の画像を、ネガポジ反転させて透明シートの上に描き、それを感光紙の上に重ねて露光することで、ドローイングの「影」を印画するというフォトグラムの手法に取り組んできた。近年では、フォトグラムの制作を通して深めた思考を反映させた映像作品や、日光で感光させるサイアノタイプにも取り組みながら、人間がさまざまなものに眼差しを向け、それを何らかの方法で画像化することや、画像化されたものが共有され、また新たな眼差しが重なっていくという営みのなかに存在する「絵画的な像」を抽出するような試みを続ける。
本展で三宅は、サイアノタイプの新シリーズと、その思考を反映させた映像作品を初めて紹介する。それらは、世界的なパンデミックの経験や生成AIの爆発的普及など、劇的に変化し続ける日常を三宅がアーティストとして過ごすなかで、森林や庭園を歩くことから見出した「ランドスケープ(風景/風景画)」についての思索が反映されたシリーズとなっている。