EXHIBITIONS
そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠
東京都庭園美術館で「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」が開催される。
青木野枝は1958年東京都生まれ、埼玉県在住。1983年に武蔵野美術大学大学院造形研究科(彫刻コース)を修了した。活動当初から一貫して、鉄を素材に抽象彫刻を生み出してきた彫刻家。工業用の鉄板を溶断して線や円を切り出し、そのパーツを展示空間やその場にあわせて巧みにつなぎあわせて作品化する。ガラスや石鹸など異なる素材を鉄と組みあわせた作品も発表。
三嶋りつ惠は1962年京都府生まれ、1989年からヴェネツィアに移住。2011年より京都にも住まいを構え、イタリアと日本との二拠点生活を送る。ガラスの伝統技術が受け継がれるヴェネツィア・ムラーノ島において、工房のガラス職人とのコラボレーションにより作品を制作。無色透明なガラスにこだわり、光の輪郭を描き出す有機的なフォルムの作品を生み出してきた。
本展は、現代美術の第一線で活躍を続ける青木野枝と三嶋りつ惠が、東京都庭園美術館の各所に作品を配置し、新たな視点でアール・デコの装飾空間を照らし出す企画だ。ふたりが使用する「鉄」と「ガラス」という素材は、悠久の時を経て今日に伝えられた自然の恵みであると同時に、会場である旧朝香宮邸を彩る装飾として、シャンデリアやレリーフ、扉上のタンパンなどにも多用されている。ふたりは幾度となくこの場所を訪れ、1930年代の装飾空間との対話をかさねて、本展のために一期一会の展示をつくり上げる。
青木野枝は1958年東京都生まれ、埼玉県在住。1983年に武蔵野美術大学大学院造形研究科(彫刻コース)を修了した。活動当初から一貫して、鉄を素材に抽象彫刻を生み出してきた彫刻家。工業用の鉄板を溶断して線や円を切り出し、そのパーツを展示空間やその場にあわせて巧みにつなぎあわせて作品化する。ガラスや石鹸など異なる素材を鉄と組みあわせた作品も発表。
三嶋りつ惠は1962年京都府生まれ、1989年からヴェネツィアに移住。2011年より京都にも住まいを構え、イタリアと日本との二拠点生活を送る。ガラスの伝統技術が受け継がれるヴェネツィア・ムラーノ島において、工房のガラス職人とのコラボレーションにより作品を制作。無色透明なガラスにこだわり、光の輪郭を描き出す有機的なフォルムの作品を生み出してきた。
本展は、現代美術の第一線で活躍を続ける青木野枝と三嶋りつ惠が、東京都庭園美術館の各所に作品を配置し、新たな視点でアール・デコの装飾空間を照らし出す企画だ。ふたりが使用する「鉄」と「ガラス」という素材は、悠久の時を経て今日に伝えられた自然の恵みであると同時に、会場である旧朝香宮邸を彩る装飾として、シャンデリアやレリーフ、扉上のタンパンなどにも多用されている。ふたりは幾度となくこの場所を訪れ、1930年代の装飾空間との対話をかさねて、本展のために一期一会の展示をつくり上げる。