EXHIBITIONS

その壁の向こう側―写真が語るハンセン病問題の真実― プレ展示

国立ハンセン病資料館
2025.02.08 - 03.09
 国立ハンセン病資料館で「その壁の向こう側―写真が語るハンセン病問題の真実― プレ展示」が開催されている。

 今回同館では、館外での普及啓発活動を目的とした展示を企画。ハンセン病療養所と入所者を撮影した趙根在(チョウ・グンジェ)の写真8点を紹介するものとなっている。2025年度から順次館外で展示を行う予定で、今回はプレ展示として館内で公開されている。

 趙根在(1933~97)は、在日朝鮮人二世として愛知県知多郡大府町(現大府市)に生まれる。写真家。中学3年生の時、炭鉱夫として働き始める。日本大学芸術学部を中退し映画会社で働くが、1961年(昭和36年)の多磨全生園訪問より、1980年代にかけてハンセン病療養所での撮影を続ける。著作に『詩と写真 ライは長い旅だから』(皓星社、谺雄二との共著)、『趙根在写真集』(草風館)など。