EXHIBITIONS
国立工芸館石川移転開館記念展Ⅲ
近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―
国立工芸館が石川移転開館記念展の第3弾「近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―」を開催する。
日本では茶の湯の発展とともに、様々な素材を用いた「茶の湯のうつわ」がつくられてきた。それらは、つねに時代を映す鏡のように、新たな考えや造形を見せている。
近代以降、作家と呼ばれるつくり手のなかには、近世以降の茶の湯のうつわを発想の原点とし、また制作の拠り所として、個を意識した作品づくりを目指した作家も現れている。造形や意匠に工夫を凝らした「茶の湯のうつわ」は、個を映し出す「作品」であるとともに、「表現のうつわ」でもあると言える。
本展は「茶の湯のうつわ」をテーマに、人間国宝らが生み出した「茶の湯のうつわ」を中心に約200点を展示。個としての思いを造形や意匠に表している工芸家の「作品=茶の湯のうつわ=表現のうつわ」と、使い手からの「見立てのうつわ」を、四季の取り合わせのなかで紹介する。
新しく収蔵した荒川豊蔵(1894〜1985)と加藤唐九郎(1897〜1985)の志野の茶碗を見比べ、志野というやきものに対するそれぞれの考えについても探る。
さらに会場内には、様々な茶の湯のうつわを並べた茶室を設置。内田繁がデザインを手がけた《茶室 受庵》では、同館名誉館長・中田英寿のセレクションにより、工芸館のコレクションのなかから茶の湯のうつわを紹介する。
※国立工芸館は、石川緊急事態宣言の発出および石川県からの要請を受け、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、5月12日〜6月13日まで臨時休館し、6月14日より再開予定。最新情報は公式ウェブサイトへ。
日本では茶の湯の発展とともに、様々な素材を用いた「茶の湯のうつわ」がつくられてきた。それらは、つねに時代を映す鏡のように、新たな考えや造形を見せている。
近代以降、作家と呼ばれるつくり手のなかには、近世以降の茶の湯のうつわを発想の原点とし、また制作の拠り所として、個を意識した作品づくりを目指した作家も現れている。造形や意匠に工夫を凝らした「茶の湯のうつわ」は、個を映し出す「作品」であるとともに、「表現のうつわ」でもあると言える。
本展は「茶の湯のうつわ」をテーマに、人間国宝らが生み出した「茶の湯のうつわ」を中心に約200点を展示。個としての思いを造形や意匠に表している工芸家の「作品=茶の湯のうつわ=表現のうつわ」と、使い手からの「見立てのうつわ」を、四季の取り合わせのなかで紹介する。
新しく収蔵した荒川豊蔵(1894〜1985)と加藤唐九郎(1897〜1985)の志野の茶碗を見比べ、志野というやきものに対するそれぞれの考えについても探る。
さらに会場内には、様々な茶の湯のうつわを並べた茶室を設置。内田繁がデザインを手がけた《茶室 受庵》では、同館名誉館長・中田英寿のセレクションにより、工芸館のコレクションのなかから茶の湯のうつわを紹介する。
※国立工芸館は、石川緊急事態宣言の発出および石川県からの要請を受け、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、5月12日〜6月13日まで臨時休館し、6月14日より再開予定。最新情報は公式ウェブサイトへ。