EXHIBITIONS
風間サチコ「ディスリンピアン 2021」
無人島プロダクションは、風間サチコ展「ディスリンピアン2021」を開催する。風間が2018年に発表した幅6メートルを超える巨大木版画作品「ディスリンピック2680」から派生した展覧会。
風間は1972年東京都生まれ、96年武蔵野美術学園版画研究科修了。徹底したリサーチに基づき、近現代の社会的事象への関心を起点とした黒一色の木版画は、批判的な視点とコミカルな表現を併せ持つ。
風間による「ディスリンピック2680」とは、優生思想で統制された都市「ディスリンピア」で開催された架空のスポーツ大会の開幕を描いたもの。タイトルの「2680」は日本の皇紀2680年、西暦にすると2020年であり、このディスリンピックはTOKYO2020とパラレルワールド的に同時開催されたことになる。
本展の中心となる作品「ディスリンピアン九軍神」には、国の威信をかけ鍛え上げられた9名のアスリートたちが登場し、「金」ではなく銀箔に見立てられたアルミに描かれた選手それぞれに社会背景やドラマが設定されている。新型コロナウィルスの感染者数の爆発的急増と比例するかのように、メダルラッシュが報道されたTOKYO2020の閉幕後に残されたものは何かを、9人の英雄のポートレイトを通して振り返る。
風間は1972年東京都生まれ、96年武蔵野美術学園版画研究科修了。徹底したリサーチに基づき、近現代の社会的事象への関心を起点とした黒一色の木版画は、批判的な視点とコミカルな表現を併せ持つ。
風間による「ディスリンピック2680」とは、優生思想で統制された都市「ディスリンピア」で開催された架空のスポーツ大会の開幕を描いたもの。タイトルの「2680」は日本の皇紀2680年、西暦にすると2020年であり、このディスリンピックはTOKYO2020とパラレルワールド的に同時開催されたことになる。
本展の中心となる作品「ディスリンピアン九軍神」には、国の威信をかけ鍛え上げられた9名のアスリートたちが登場し、「金」ではなく銀箔に見立てられたアルミに描かれた選手それぞれに社会背景やドラマが設定されている。新型コロナウィルスの感染者数の爆発的急増と比例するかのように、メダルラッシュが報道されたTOKYO2020の閉幕後に残されたものは何かを、9人の英雄のポートレイトを通して振り返る。