世界の最先端をゆくグラフィックにふれる。「第12回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2018」が富山県美術館でスタート
世界から最新のポスターを公募し、審査・選抜する日本で唯一の国際公募展「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」。現在、富山県美術館では、応募総数3239点のなかから選ばれた入選・受賞作品に、実行委員・審査員による招待作品を加えた約400点の作品群を見ることができる。会期は10月8日まで。
世界ポスタートリエンナーレトヤマ(IPT)は、世界から最新のポスターを公募し、審査・選抜する日本で唯一の国際公募展だ。1985年の創設以来、3年に1度のトリエンナーレ方式で開催されている。
2017年に富山県立近代美術館が富山県美術館として移転/新築して以降、初の開催となる今回のIPTでは、世界47の国と地域より総計3239点のポスターが寄せられた。また今回は、30歳以下の応募者を対象とした「U30部門」を設ける初の試みを実施。「Beyond」という募集テーマのもと、441点の応募があったという。
現在富山県美術館で開催されている企画展「第12回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2018」は、今回の入選・受賞作品に加え、メルヒョール・インボーデン、ピヨトル・ムォドジェニェツ、勝井三雄、松永真、浅葉克己、三木健、渡邊良重、色部義昭といった実行委員・審査員による招待作品も展示。約400点の作品群を通じて、世界の最先端をゆくポスターデザインを知ることができる。