香港では過去最大規模。村上隆の個展「MURAKAMI vs MURAKAMI」が大館(タイクン)で開催へ
絵画や彫刻など60点以上の作品が一堂に会する、村上隆による香港での過去最大規模の個展「MURAKAMI vs MURAKAMI」が、香港のアートセンター・「大館(タイクン)」で開催される。会期は6月1日〜9日1日。
昨年、村上隆がガゴシアン香港で6年ぶりの個展「Change the Rule !」を開催したことは記憶に新しい。そこで発表された近作に加え、新作を網羅する大規模な個展「MURAKAMI vs MURAKAMI」が、6月1日より香港のアートセンター・「大館(タイクン)」でスタートする。
同館のすべての展示スペースを利用して開催される本展では、村上の「円相」シリーズや「お花」をモチーフとした立体作品、そして14年以上にわたって制作された、高4.5メートルの彫刻作品《宇宙の産声》など、60点以上の作品を紹介。また、村上のプライベートアートコレクション、初公開となるコスチュームデザイン、壁や床に制作された作品などを見ることもできる。
本展は、ノルウェー・オスロのアストルップ・ファーンリ現代美術館長のグナー・B・クヴァランと、大館のアート部門長のトビアス・ベルガーが共同でキュレーションを手がけるもの。ベルガーは、「本展では、アーティストの世界に没入して体験することができ、村上隆の深い思考を示します」とコメントしている。
また会期中には、村上とクヴァラン、ベルガーによるトークイベントのほか、ガイドツアーや教育ワークショップ、講演会、アニメと映画の上映など幅広いパブリック・教育プログラムも期待できる。
なお村上によるネオンや壁紙を楽しめるポップアップストアも会期中にオープン。本展に合わせて制作された大館限定のグッズを含む多彩な商品をチェックしたい。