「チームラボ かみさまがすまう森」が御船山楽園で開催中。今年は終日オープン、昼夜を問わず楽しめる新作も
チームラボによる展覧会「チームラボ かみさまがすまう森」が、今年も佐賀・御船山楽園で開催中だ。5回目となる今年はさらにスケールアップし、夜だけでなく昼もオープン。遺跡と廃墟が点在する同地で、新作を含む22の作品群を見ることができる。会期は11月4日まで。
チームラボが、今年も「チームラボ かみさまがすまう森」を開催中。佐賀・武雄温泉に位置する「御船山楽園」を舞台に、新作を含む22の作品群が展示されている。
御船山楽園は1845年に開園した、国登録記念物の名勝地。50万平米におよぶ敷地では、樹齢3000年以上の大木や、行基が直接彫ったと伝わる仏が残る洞窟を見ることができる。そんな御船山楽園で、チームラボが2015年から毎年開催するのが「かみさまがすまう森」。「自然が自然のままアートになる」をテーマに、庭園に息づく自然のかたちを活かした作品を発表してきた。
これまで夜間のみの公開だった本展だが、今年は昼間もオープン。22のうち4作品は終日楽しむことができる。なかでも注目したいのは、今回が初公開となる新作《廃墟の湯屋にあるメガリス》。同作では、チームラボの代名詞とも言える変容し続ける滝や花といったモチーフが、廃墟に出現した巨大な立体物に映し出される。
同地に点在する遺跡や廃墟には、そのほかにも多彩な作品が展開。また夜間には趣を変え、水面に立つランプが音色を奏でる《浮遊する呼応するランプ - ワンストローク、Fire》や、木々が共鳴するように光る《谷間の呼応する森》など、水面や滝、森全体を使ったダイナミックな自然と光の饗宴を見ることができる。
なおチケットは終日入場可能な「通常チケット」と、昼間のみ入場可能な「昼限定チケット」の2種類が展開。詳しくは公式ウェブサイトをチェックしてほしい。