新旧の素材に注目。「素材─その形と心」展に落合陽一、内藤礼、宮永愛子など15名が参加
昨年秋にオープンした東京・表参道の複合施設「gallery de kasuga」にて、新旧の素材に注目した展覧会「素材―その形と心 The Material -Its Form and Spirit」が開催される。キュレーションは南條史生。会期は11月5日〜12月20日。
作品制作において、重要な部分を占める「素材」。その新旧に注目した展覧会「素材―その形と心 The Material -Its Form and Spirit」が、東京・表参道のgallery de kasugaにて開催される。11月5日〜12月20日。
本展会場のgallery de kasugaは、1896年創業の麻問屋を起源とする家系で生まれた素材の研究者・春日秀之が「サイエンス to アート」をコンセプトに、昨年秋にオープンした複合施設。本展では、国内外の15名がそれぞれ特徴のある素材から生まれた多様な素材から制作した作品20点余りを見せる。参加作家は、青木美歌、落合陽一、上出長右衛門窯+丸若屋、小林且典、アンディ・ゴールズワージー、レギーネ・シューマン、ジャン・ワン、須田悦弘、照屋勇賢、内藤礼、西川勝人、宮永愛子、向山喜章、森万里子、ジェーン・リー。
本展のキュレーションを務めるのは、森美術館特別顧問の南條史生。展示作品には、ガラスや陶、木、ブロンズ、鉄、紙などを素材にしており、その多くは日本の伝統工芸においてもしばしば使われてきたものだが、そのいっぽうで、最新のテクノロジーによって生み出された素材も使用される。本展では、新旧の素材と、その物づくりの取り組みを紹介することで、素材の生み出す多様なアートの可能性を見出すことを目指す。