本格的なライブ配信も予定。コシノジュンコと能楽のタッグが見せる「日本の美」とは
伝統芸術「能楽」の二十六世観世宗家である観世清和師と、ファッションデザイナーのコシノジュンコがタッグ。11月9日に、能とファッションを融合させた舞台芸術を、東京・銀座の観世能楽堂で発表する。
伝統芸術「能楽」の二十六世観世宗家である観世清和師と、つねに未来を織り込んだファッションを手がけるコシノジュンコがタッグ。 11月9日に「継承される伝統と現代の融合」のテーマのもと、ファッションショーと能の演目という2部構成で公演を行う。会場はGINZA SIX地下3階の観世能楽堂。本公演は、7カメラを使った本格的なライブ配信も予定されている。
第一部は、観世能楽堂へのプロジェクションマッピングによる未来芸術から始まり、観世流能楽師の「風神雷神」と日本の美意識を表現したコシノジュンコのファッションショーへと展開されていく。
第二部では、二十六世観世宗家・観世清和師が、美女一行の舞と派手な激闘といった構成で初心者でも親しみやすい『紅葉狩 鬼揃』を上演。コシノジュンコは、本作の舞台装置と主役の装束の一部をデザイン・制作したという。
斬新な切り口で「日本の美」を強烈に訴える本公演。能とファッションという異なる要素を融合させた舞台芸術に注目したい。