2021.2.26

GINZA SIXの新たなアートは名和晃平。巨大インスタレーションが登場

GINZA SIXは4月12日~2022年4月(予定)までの期間、同館中央に位置する吹き抜け空間において彫刻家・名和晃平によるインスタレーション《Metamorphosis Garden(変容の庭)》を展示すると発表した。

Metamorphosis Garden(変容の庭) (C)Kohei Nawa | Sandwich Inc.

 これまで数々のアーティストたちが大作を展示してきたGINZA SIXの吹き抜け空間。ここに4月12日より、名和晃平のインスタレーション《Metamorphosis Garden(変容の庭)》が展示される。展示期間は約1年間で2022年4月までの予定。

 GINZA SIXの中央に位置する吹き抜けでは開館以来、草間彌生、ダニエル・ビュレン、ニコラ・ビュフ、塩田千春、クラウス・ハーパニエミらが作品を展示。それぞれが吹き抜けという特殊な環境下で、工夫を凝らした大作を発表・展示してきた。

 4月から登場する名和の作品は、生命と物質、あるいはその境界にある曖昧なものが共存する世界をテーマにしたインスタレーション。不定形の島々と雫、そこに立ち上がる生命の象徴としての“Ether”と“Trans-Deer”によって構成。アルミナとマイクロビーズの粒で覆われた彫刻群が吹き抜け空間に浮かぶ。またそこに振付家ダミアン・ジャレとの共作によるARのパフォー マンスが展開され、絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合うという。