アンダーカバー・高橋盾の絵画が一堂に。GALLERY TARGETで個展「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」開催
日本を代表するファッションブランド「アンダーカバー」。そのデザイナーとして知られる高橋盾の絵画を展示する個展「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」が、東京・神宮前のGALLERY TARGETで開催される。
日本を代表するファッションブランド「アンダーカバー」のデザイナーとして知られる高橋盾(たかはし・じゅん)。その絵画を展示する個展「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」が、東京・神宮前のGALLERY TARGETで開催される。会期は8月19日〜9月9日。
高橋は1969年群馬県桐生市生まれ。88年4月に文化服装学院に入学し、同校在学中の90年に友人とファッションブランド「アンダーカバー」をスタートさせた。94年4月には最初のコレクションとなる1994-1995 Autumn/Winter コレクションを、ショー形式によって東京で発表。以降、日本を代表するファッションブランドとして絶大な人気を誇っている。
本展のメインとなるのは、高橋盾が2013年から始めた油絵。高橋は多忙を極める仕事の合間に独学で絵を描き続けており、モチーフ選びから完成までほとりでできるその自由な表現の虜になったという。
主な題材は、高橋の人生に大きな影響を与えたミュージシャンや俳優などの肖像画。高橋はこれらをとくに発表するつもりがなく、あくまで趣味のひとつとして描いてきた。
実験を繰り返しながら、「目の無い肖像画」として進化した高橋の絵画。本展では、描かれた人物自体がボヤけて見えるように額自体にシルクチュールが装飾された作品や、題材となる人物が内面に抱くストーリーを描いた作品など、初公開となる「肖像画シリーズ」と、ブロンズによる造形作品を含む約30点が披露される。