今週末に見たい展覧会ベスト17。カール・アンドレ、KYNEから内藤礼の個展まで
今週末までに開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
もうすぐ閉幕
「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」(ワコウ・ワークス・オブ・アート)
ワコウ・ワークス・オブ・アートで開催中の、オランダ出身の作家、ヘンク・フィシュのキュレーションにより、パレスチナ出身の詩人や画家の作品にフォーカスした展覧会「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」が29日で閉幕する。
本展のタイトルは、パレスチナの詩人、リフアト・アルアライール(1979〜2023)が最後にSNSに投稿した詩の冒頭部分である。この詩を投稿した翌月、アルアライールはイスラエル軍の空爆により絶命した。アルアライールが最後に残したこの詩が、本展全体に通底するメッセージとなっている。レポート記事はこちら。
会期:2024年5月17日〜6月29日
会場:ワコウ・ワークス・オブ・アート
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
開館時間:12:00〜18:00
休館日:日月祝日
料金:無料
「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」(世田谷美術館)
世田谷美術館で、企画展「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」が閉幕する。レポート記事はこちら。
日々の暮らしで使われていた手仕事の品の「美」に注目した思想家・柳宗悦(1889〜1961)は、無名の職人たちによる民衆的工藝を「民藝」と呼んだ。本展は、美しい民藝の品々を「衣・食・住」のテーマに沿って展示するほか、いまも続く民藝の産地を訪ね、そのつくり手と、受け継がれている手仕事を紹介。さらには現代のライフスタイルにおける民藝まで視野を広げ、その拡がりと現在、これからを展望する。
会期:2024年4月24日~6月30日
会場:世田谷美術館
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00 ~ 18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日
料金:一般 1700円 / 65歳以上 1400円 / 大学・高校生 800円 / 小中学生 500円
「髙田安規子・政子、冨安由真、東山詩織『枠物語』」(Gallery10[TOH])
Gallery10[TOH]で、髙田安規子・政子、冨安由真、東山詩織の3組による展覧会「枠物語」が30日まで開催されている。
「枠物語」とは、『千夜一夜物語』や『デカメロン』など、大枠の物語のなかに小さな物語が埋め込まれている入れ子構造の物語形式を指す。19世紀後半に定義された言葉だが、この形式は紀元前1千年紀の古代インドより使われていた。大枠の物語の登場人物に短い物語を語らせることで、人々は無数の小さくて儚い物語を大切に語り継いでいった。本展は、3組の作家によって小さく儚い物語たちが絡みあい、散りばめられている。3組の共通テーマである「入れ子構造」や「スケールの変化」をヒントに、鑑賞者たちが想像上で物語たちを自由に組みあわせ行き来し、何通りもの大きなひとつの物語を語ることができるようになっている。
会期:2024年6月8日~6月30日
会場:Gallery10[TOH]
住所:東京都渋谷区千駄ケ谷5-20-11 第一シルバービル1B
開館時間:13:00~20:00
休館日:月、火、水
料金:無料
「吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる」(神奈川県立近代美術館 葉山)
神奈川県立近代美術館 葉山の企画展「吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる」が30日に閉幕する。
多摩美術大学で斎藤義重に学んだ吉田克朗(1943〜1999)は、1969年から物体を組み合わせ、その特性が自然に表出されるような作品を制作。李禹煥や菅木志雄らとともに「もの派」のひとりとして注目を集めるも、やがて「もの派」の作風から離れた吉田は、1970年代から転写などの実験的な手法を試みながら絵画表現を模索した。本展は、吉田克朗の全貌に迫る初の回顧展。これまでほとんど紹介されてこなかった作品や、作品プランやコンセプトを綴った制作ノートなどの資料を、調査をもとに展示。転換期を迎えていた同時代の美術動向に向きあいながら、自ら選択すべき道について真摯に問い続けた吉田克朗の制作の軌跡をたどる。キュレーターインタビューはこちら。本展は埼玉県立近代美術館に巡回する。
会期:2024年4月20日~6月30日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
電話番号:046-875-2800
開館時間:9:30~17:00 ※入場は16:30まで
休館日:月
料金:一般 1200円 / 20歳未満・学生 1050円 / 65歳以上 600円 / 高校生 100円 / 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方および介助者1名は無料
※同時開催:コレクション展 斎藤義重という起点—世界と交差する美術家たち
「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」(DIC川村記念美術館)
DIC川村記念美術館の「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」が30日で閉幕する。本展は、韓国・大邱美術館「2023 Umi Hall Project Carl Andre」の国際巡回展。
カール・アンドレ(1935〜2024)は1960年代後半のアメリカを中心に興隆したミニマル・アートを代表する彫刻家だ。日本の美術館において初の個展となる本展は、同一のかたちと大きさに加工した木、金属、石を床に直接置き、規則的に広がるアンドレの典型的な彫刻作品を大きな空間で展開されている。レポート記事はこちら。
会期:2024年3月9日〜6月30日
会場:DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
電話番号:050-5541-8600
開館時間:9:30〜17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月
料金:一般 1800円 / 学生・65歳以上 1600円 / 高校生以下無料
「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」(三重県立美術館)
三重県立美術館で 「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」が開催中だ。
1924年、フランスの詩人であるアンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表し、現代文化に幅広い影響を及ぼしたシュルレアリスムが始まった。また日本では、20年代末から古賀春江や福沢一郎らがシュルレアリスムを導入し、30年代にはシュルレアリスムの絵画表現が盛り上がりを見せた。本展では、現存する絵画、デッサン、写真など約90作家の作品および資料、総計約200点を展示。昭和戦前期における日本のシュルレアリスム表現を紹介する意欲的な展覧会となっている。
会期:2024年4月27日~6月30日
会場:三重県立美術館
住所:三重県津市大谷町11
電話番号:059-227-2100
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月、5月7日(4月29日、5月6日は開館)
料金:一般 1000円 / 学生 800円 / 高校生以下 無料
「加山又造 ―革新をもとめて」(下瀬美術館)
坂茂による建築で知られる下瀬美術館で、開館1周年を記念した展覧会「加山又造 ―革新をもとめて」が開催されている。レポート記事はこちら。
本展は、昭和から平成の時代に日本画の旗手として目覚ましい活躍をした加山又造(1927〜2004)の多様な造形の軌跡を追うもの。加山が初期に発表した動物シリーズをはじめ、人気を博した猫の作品、師の山本丘人の影響の見られる山岳風景、日本の伝統的絵画表現による梅や桜の作品、そして近世の日本絵画、北宋画を参照して生み出した新しい水墨画など20点あまりが並ぶ。さらに工芸家と共同で制作した陶芸や着物など加山の多彩な活躍も紹介されている。
会期:2024年4月14日~6月30日
会場:下瀬美術館
住所:広島県大竹市晴海2丁目10-50
電話番号:0827-94-4000
開館時間:9:30〜17:00 ※入場は16:30まで
休館日:月(祝日の場合は開館)
料金:一般 1800円 / 高校生・大学生 900円 / 中学生以下無料
「ADAPTATION - KYNE」(福岡市美術館)
福岡市美術館で開催中の特別展「ADAPTATION - KYNE」が30日に閉幕する。レポート記事はこちら。
KYNE(キネ)は、大学時代に日本画を学び、2006年頃から活動を開始。現在、福岡を拠点に活動している。本展は、KYNEの国内初となる大規模個展。KYNEの創作の過去から現在までを俯瞰する5つのゾーンで構成されている。とくに、2010年代前半に制作された下絵やスケッチブックなどは、ここでしか見ることができない貴重な資料だ。
会期:2024年4月20日~6月30日
会場:福岡市美術館 2階 特別展示室
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
電話番号:092-714-6051
開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
料金:一般 1700円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下 無料
今週開幕
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」(東京国立博物館)
「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに、根源的な生の光景を出現させてきたアーティスト・内藤礼。その個展「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」が、上野の東京国立博物館で始まっている。レポート記事はこちら。
内藤は本展にあたり、東博が所蔵する約12万件の収蔵品のなかから、「注文主など作り手以外の意図が制作に大きく関与するようになる以前につくられた縄文時代の土製品」を選択。東博の建築や歴史を独自の視点で読み解き、空間作品を制作した。作品は館内の3会場にまたがっており、それを巡ることで様々な「生」を体感できるだろう。
会期:2024年6月25日〜9月23日
会場:東京国立博物館 平成館企画展示室、本館特別5室、本館1階ラウンジ
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30〜17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、7月15日、8月12日、9月16日・23日は開館)、7月16日、8月13日、9月17日
料金:一般 1500円 / 大学生 1000円 / 高校生以下無料
チョイ・カファイ「悲しき霊魂を求めて」(ASAKUSA)
東京・浅草のASAKUSAで、チョイ・カファイによる個展「悲しき霊魂を求めて」が開催される。
本展は、北東アジア地域を流浪したモンゴル語系の集団「ブリヤート」のシャーマン・コミュニティに着想を得たマルチメディア・インスタレーションによって構成。来場者は、「ブルースカイアカデミー」という架空のシャーマン学院で学ぶカファイに招き入れられつつ、学院の関係者やブリヤートのシャーマンへのインタビューから、シベリアのシャーマニズムを習得していき、VR作品《Constellation of the Flesh》において、シベリアのシャーマンによるトランスダンスとサイバー空間が相乗する超自然的世界をヘッドセットを通して体験することになる
会期:2024年6月28日~7月15日
会場:ASAKUSA
住所:東京都台東区西浅草1-6-16
開館時間:13:00~19:00
休館日:火、水、木
料金:無料
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」(パナソニック汐留美術館)
パナソニック汐留美術館で「織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」が開催される。
ポール・ケアホルム(1929~80)は、20世紀デンマークを代表する家具デザイナーとして知られる存在。本展は、長年にわたり椅子研究と収集を続けてきた織田憲嗣のコレクションを中心に、ケアホルムの主要作品を網羅した、日本の美術館では初めての展覧会となる。会場構成は田根剛。織田コレクションを有する北海道東川町の協力のもと、家具約50点と関連資料を展示する。
会期:2024年6月29日~9月16日
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(7月5日、8月2日、9月6日、13日、14日は〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:水(ただし9月11日は開館)、8月13日〜16日
料金:一般 1200円 / 65歳以上 1100円 / 大学生・高校生 700円 / 中学生以下 無料
ライゾマティクス「Rhizomatiks Beyond Perception」(KOTARO NUKAGA 天王洲)
KOTARO NUKAGA(天王洲)で、ギャラリースペースの移転を記念し、ライゾマティクスによる展覧会「Rhizomatiks Beyond Perception」が開催される。
ライゾマティクスは、真鍋大度、石橋素が主宰するクリエイティブコレクティブで、技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に活動を展開してきた。ライゾマティクスによるギャラリーでの初の大規模な展覧会となる本展は、「AIと生成芸術」をテーマとし、「創造的思考プロセス」自体を作品化。AIモデルがどのように学習し新しいイメージを生成するかを可視化し、同時に、現在Big Techのような企業が提供するAIサービスに内在する倫理的、社会的規範によるバイアスによるイメージの操作からの解放についても考察する。
会期:2024年6月29日~9月28日
会場:KOTARO NUKAGA(天王洲)
住所:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F
電話番号:03-6433-1247
開館時間:11:00~18:00
休館日:日、月、祝
料金:無料
「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師 ―摘水軒コレクションを中心に」(千葉市美術館)
千葉市美術館で「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師 ―摘水軒コレクションを中心に」が開催される。
岡本秋暉(おかもと・しゅうき、1807〜1862)は、濃厚華麗な花鳥画、とりわけ孔雀の名手として名を馳せた江戸後期の画人。もっとも得意としたのは鳥の図で、懇意の小鳥店に通い写生に励んだという逸話もあるほど、鳥の描写を研ぎ澄まし、透明感溢れる華やかな色彩と、羽の美しさを描き尽くす驚異的な技巧で江戸の人々を魅了した。18年ぶりの回顧展となる本展では、世界一の秋暉コレクションを擁する摘水軒記念文化振興財団の所蔵品を中心に、約100件の作品で、生い立ちから画業を通覧する。
会期:2024年6月28日~8月25日
会場:千葉市美術館
住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
電話番号:043-221-2311
開館時間:10:00〜18:00(金土〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:7月1日、8日、29日、8月5日
料金:一般 1400円 / 大学生 800円 / 高校生以下無料
「生誕130年記念 北川民次展 ――メキシコから日本へ」(名古屋市美術館)
名古屋市美術館で、メキシコで画家・美術教育者として活動した北川民次(1894〜1989)の回顧展「生誕130年記念 北川民次展 ――メキシコから日本へ」が開催される。
北川はメキシコで活動後、日本へ帰国。東京や愛知を拠点に洋画壇で活躍し、子供の美術教育や壁画制作にも挑んだ。本展は、メキシコと日本の架け橋となった北川の約30年ぶりの回顧展。北川がメキシコ時代に交流した作家や美術運動との関わりも視野に入れながら、北川がメキシコで学び日本へ帰国後も貫いてきた芸術への信念を再考するとともに、美術教育者としての側面にも注目するものとなる。
会期:2024年6月29日~9月8日
会場:名古屋市美術館
住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-25
電話番号:052-212-0001
開館時間:9:30~17:00(祝日除く金〜20:00)※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、7月15日、8月12日は開館)、7月16日、8月13日
料金:一般 1500円 / 高校・大学生 900円 / 中学生以下 無料
「遠距離現在 Universal / Remote」(広島市現代美術館)
熊本市現代美術館、国立新美術館で開催された「遠距離現在 Universal / Remote」が、広島市現代美術館に巡回し、開幕する。国立新美術館でのレポートはこちら。レビューはこちら。
展覧会タイトル「遠距離現在 Universal / Remote」は、資本と情報が世界規模で移動する今世紀の状況を踏まえたもの。本展は「Pan-の規模で拡大し続ける社会」、「リモート化する個人」を軸に、このような社会的条件が形成されてきた今世紀の社会のあり方について取り組む9組の作品を紹介する。参加アーティストは、井田大介、徐冰(シュ・ビン)、トレヴァー・パグレン、ヒト・シュタイエル、ジョルジ・ガゴ・ガゴシツェ、ミロス・トラキロヴィチ、地主麻衣子、ティナ・エングホフ、チャ・ジェミン、エヴァン・ロス、木浦奈津子。
会期:2024年6月29日~9月1日
会場:広島市現代美術館
住所:広島県広島市南区比治山公園1-1
電話番号:082-264-1121
開館時間:10:00~17:00
休館日:月、7月16日、8月13日(7月15日、8月12日は開館)
料金:一般 1300円 / 大学生 950円 / 高校生・65歳以上 650円 / 中学生以下 無料
「加茂克也 KAMO HEAD」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「加茂克也 KAMO HEAD」が開幕する。
加茂克也(1965〜2020)は福岡県生まれ。88年modʼs hairに所属し、ファッション誌や広告、ファッションショーなど国内外で活躍。2003年に第21回毎日ファッション大賞を受賞し、1983年の賞創設以来、初めてファッションデザイナー以外での受賞となった。加茂の手によるヘッドピースは、彫刻のような普遍的な美を有し、ファッションでありつつ唯一無二のアートピースとして強い存在感を放つ。本展では、トップブランドのファッションショーで実際に使用されたヘッドピースを中心に、雑誌記事、アイデアソースや制作過程の記録、プライベートで制作していた立体作品などによって、加茂の創作活動を俯瞰的に展観。加茂にとって初めての美術館での回顧展となる。
会期:2024年6月30日~9月23日
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:香川県丸亀市浜町80-1
電話番号:0877-24-7755
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月(ただし、7月1日、15日、8月5日、12日、9月2日、16日、23日は開館)、7月16日、8月13日、9月17日
料金:一般 950円 / 大学生 650円 / 高校生以下または18歳未満 無料
「アートって、なに? 〜ミュージアムで過ごす、みる・しる・あそぶの夏やすみ」(鳥取県立博物館)
鳥取県立博物館で「アートって、なに? ~ミュージアムで過ごす、みる・しる・あそぶの夏やすみ」が開催される。
鳥取では来年、鳥取県立博物館から美術部門が独立するかたちで鳥取県立美術館が誕生。開館まで1年を切った今年の夏、鳥取県立博物館では、家族連れで気軽にアートを楽しみたいと思っていた人や、これまでアートに距離を感じていた方々などに向けて、自由に会場を巡ることで、知らず知らずのうちにアートの世界の広がりやおもしろさに出会うことのできる体験=展覧会を届ける。同館の美術部門が50年以上の歳月のなかで展開してきた多岐にわたる活動を踏まえ、同館が所蔵する美術作品や、国内外で活躍する注目作家の作品などが、多様な切り口で紹介される。
会期:2024年6月29日~8月25日
会場:鳥取県立博物館
住所:鳥取県鳥取市東町2-124
電話番号:0857-26-8042
開館時間:9:00~17:00(土〜19:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:7月29日
料金:一般 1000円 / 大学生、70歳以上 800円 / 高校生以下、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等とその介護者無料