現在開催中の展覧会「G」で同性愛を描く9人の作品を見る
成山画廊で「LGBT」が広まる以前の同性愛にまつわる展示「G」が開催中だ。会期は11月18日まで。
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「LGBT」という言葉が一般的になる前の日本では、同性愛にまつわる、独特な作品が制作されていた。
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本展の参加作家は、三島由紀夫との交流から「三島」と名乗り、男性へのフェティシズムを描いた三島剛や、美少年の絵や美人画で一世を風靡した高畠華宵、書籍や雑誌の挿絵でも知られる金子國義のほか、長谷川サダオ、大川辰次、月岡弦、山中春雄、矢頭保、田亀源五郎の合計9人。
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昭和の同性愛を扱った本展は、それぞれの作風で「愛」を表した作品が一堂に会する、刺激的な展覧会となっている。