マーク・ロスコの絵画とともに瞑想を。ロスコ・チャペルがバーチャル瞑想を開催
アメリカ・テキサスに位置する、マーク・ロスコの黒を基調とした14枚の絵画が設置されたロスコ・チャペル。チベット瞑想の専門家であるアレハンドロ・チャウルが同チャペルで収録したガイド付きの瞑想が、5月10日にオンラインで開催される。
1971年、アメリカの慈善家ドミニク&ジョン・デ・メニルがテキサス・ヒューストンに設立したロスコ・チャペル。その設立50周年を記念し、チベット瞑想の専門家であるアレハンドロ・チャウルが同チャペルで収録したガイド付きの瞑想が、5月10日(現地時間14時、日本時間11日3時)にオンラインで開催される。
無宗派の礼拝堂としてだけでなく、現代美術のランドマークとしても知られているロスコ・チャペル。不規則な八角形の煉瓦造りの建物内には、マーク・ロスコの黒を基調とした14枚の絵画が飾られており、灰色の壁と天窓、そして瞑想用の可動式のベンチが備えられている。
屋外のプールの中央には、バーネット・ニューマンの彫刻《Broken Obelisk》が設置。社会正義のために積極的に活動することで知られているマーティン・ルーサー・キング牧師に捧げられた作品だ。
今回のバーチャル瞑想の配信後には、上述のチャウル、ロスコ・チャペルのエグゼクティブ・ディレクターであるデイビッド・レスリー、ペース・ギャラリーの社長兼CEOであるマーク・グリムシャーが対談を行い、ロスコ・チャペルの歴史や聖なる空間の重要性、そして独自で瞑想する意義について語る予定となっている。