国立アートリサーチセンターがミュージアム利用のための『合理的配慮のハンドブック』を公開
国立アートリサーチセンターが、国内の美術館・博物館(ミュージアム)で働く職員や、障害のある方を含むミュージアム利⽤者に向けて、「合理的配慮」に関する具体的な事例などを解説した冊子『ミュージアムの事例(ケース)から知る!学ぶ!合理的配慮のハンドブック』を制作。3月28日よりPDF版が公式ウェブサイトで公開されている。
国立アートリサーチセンター(NCAR、センター長:片岡真実)が、国内の美術館・博物館(ミュージアム)で働く職員や、障害のある方を含むミュージアム利⽤者に向けて、「合理的配慮」に関する具体的な事例などを解説した冊子『ミュージアムの事例(ケース)から知る!学ぶ!合理的配慮のハンドブック』を制作。3月28日よりPDF版が公式ウェブサイトで公開されている。
2024年4月1日より、事業者における合理的配慮の提供は、公的施設だけでなく、民間事業者も含め完全義務化となった。それを受け、NCARラーニンググループにおけるアクセシビリティ事業の一環として発足した「DEAI(であい)リサーチラボ」が、合理的配慮に関するリサーチを実施。その理解促進と、現場における行動変容につなげることを目的に冊子を制作したという。
冊子内には、合理的配慮の前提となる考え方の概念やポイント説明が掲載されているほか、合理的配慮が実現するまでのプロセスを3段階で示した事例もイラスト付きで紹介されている。この冊子は、要望があれば国内の美術関係者らを対象に配布も予定されており、現在公式ウェブサイトでの受付準備が進められている。詳細は同サイトをチェックしてみてほしい。