SERIES

美術の新たな目つきを探して

SERIES / 美術の新たな目つきを探して

第13回

「わたしより大きなりんかく」をとらえて。平砂アートムーヴメントが可視化する公共空間の可能性

「平砂アートムーヴメント(HAM)」は、茨城県つくば市を拠点にアートイベントを企画する2019年に発足した活動団体だ。おもに筑波大学芸術専門学群の学生や卒業生で構成されるこの活動から、昨年実施された「HAM 2022『わたしより大きなりんかくがみえる』」を紹介。HAM2022の活動舞台となった一本の遊歩道「ペデストリアンデッキ」を歩きながら、主宰の3人に話を聞いた。

第12回

アートの実践の場としての古本屋。「コ本や」主宰・青柳菜摘インタビュー

2016年6月より活動するプラクティショナーコレクティヴ「コ本や honkbooks」。青柳菜摘(アーティスト)が主宰し、映像や書籍の制作、展覧会やイベントを企画するメディアプロダクションとして活動、拠点としてブックショップ兼オープン・スペースを運営してきた。同拠点が神楽坂に2回目の移転をするにあたって、主宰である青柳に、これまでの歩みや今後の展望について聞いた。

第11回

100人の読者より100人の書き手を。代表・南島興と執筆陣が語るコレクション展レビューサイト「これぽーと」の思想

常設展と自館のコレクションを活用した展覧会への展評を掲載する展覧会レビューサイト「これぽーと」。コロナ禍の2020年に生まれた本サイトの代表である南島興と執筆者3人に、コレクションに光を当てる意義やこれまでの活動から見えてきたものについて話を聞いた。

第10回

世界最小のアート・コンプレックス「文華連邦」とは何か。美術における集団のあり方を考える

世界最小のアート・コンプレックスを名乗る東京・墨田区の「文華連邦」。オルタナティヴスペース「DOGO」の栗原あすかや岡田真太郎、「文華連邦」で展示経験のあるアーティストの佐藤清の談話を交えながら、呼びかけ人の三原回に話を聞いた。

第9回

なぜ、社会に「違和感」を問いかけることは重要なのか? 雑誌『IWAKAN』の編集チームに聞く

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新な目つきを探して」。第9回は、世のなかの当たり前に「違和感」を問いかけることをコンセプトに創刊され、「違和感」を抱く人たちに寄り添う雑誌『IWAKAN』の編集チームにインタビューを行った。

第8回

対話のなかで考える美術とジェンダー、フェミニズム。ひととひとインタビュー

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新な目つきを探して」。第8回は、性犯罪の背景にある社会的構造や、国内外の美術業界におけるジェンダー・ギャップについての対話・研究・勉強会などの活動を行うコレクティブ「ひととひと」に話を聞いた。

第7回

軽やかでアンコントローラブルなスペースが生む可能性。「TOH」吉田山&髙木遊インタビュー

2021年1月、代々木駅東口にオープンしたスペース「TOH」。「TOH」のディレクションを担っている「FL田SH」の吉田山と、キュレイトリアル・コレクティブ「HB.」の髙木遊に、企画やキュレーションについての考え方についてインタビューした。

第6回

地方から世界水準の芸術教育を。倉敷芸術科学大学・川上幸之介研究室インタビュー

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第6回は、世界的に著名なアーティストやキュレーターとのコラボレーションを数多く実現させてきた、倉敷芸術大学の川上幸之介研究室に話を聞く。

第5回

つくる人と受け取る人、「二人」だから生まれるアートのおもしろさ。「アート/空家 二人」代表・三木仙太郎インタビュー

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第5回は、東京・蒲田で現代美術の作品を1万円から購入できるスペース「アート/空家 二人」を運営する三木仙太郎に話を聞いた。

第4回

都市を変えるための場、そこにある即興の技術。Aokidインタビュー

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第4回は、自身の作品制作と並行して、代々木公園を舞台とするパフォーマンスイベント「どうぶつえん」などを開催してきたダンサー・アーティストのAokidに話を聞いた。

第3回

多様性を問い続ける人々がつくる新たな場。新大久保UGOインタビュー

日本最大のエスニックタウン、東京・新大久保。多様な背景を持つ人々が行き交うその路地の一角に、昨年10月、新しいアートスペース兼コミュニティセンター「新大久保UGO」が誕生した。「烏合の衆」から取られたその名の通り、この場所には、日々、さまざまな職業や国籍の人たちが集まり、展示やイベント、パーティを楽しんでいる。UGOが目指そうとする、コミュニティのかたちとはどのようなものか? 「UGO実行委員会」の磯村暖、丹原健翔、中尾一平、ぱにぱにぱにぱにともちんぱ、三好彼流、山縣瑠衣に話を聞いた。

第1回

新たな食とギャラリーのあり方を実践する。「lavender opener chair・灯明」インタビュー

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第1回はアーティストの冨樫達彦、渡邊庸平、露木蓉子が立ち上げた、東京・荒川区の食堂とギャラリーを併設するスペース「lavender opener chair・灯明」を取り上げる。