金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:極上の鑑賞体験を提供する館の静かな闘い──「RAM」

経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第4回は、2010年に開館した「上海外灘美術館」(RAM)をお届けする。

文=金澤韻 All images courtesy of Rockbund Art Museum

上海外灘美術館(RAM)