EXHIBITIONS
約束の凝集 vol.2
永田康祐「イート」
長谷川新(インディペンデントキュレーター)をゲストキュレーターに迎えた、2020〜21年度のαMプロジェクト「約束の凝集」。第2回では、永田康祐による個展「イート」を開催する。
永田は1990年愛知県生まれ。社会制度やメディア技術、知覚システムといった人間が物事を認識する基礎となっている要素に着目し、あるものを、ほかのものから区別するプロセスに伴う曖昧さについて扱った作品を制作している。
主な展覧会に、「あいちトリエンナーレ2019:情の時代」(愛知県美術館)、「オープンスペース2018:イン・トランジション」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2018)、「第10回恵比寿映像祭:インヴィジブル」(東京都写真美術館、2018)などがある。また、主なテキストとして「Photoshop以降の写真作品:「写真装置」のソフトウェアについて」(『インスタグラムと現代視覚文化論』所収、2018)などがある。
本展は、家庭料理をテーマにした永田の《Translation Zone》(2019)に続くものとして、新作の映像作品《Purée》を中心に構成し、食べること、また「口」について問う。
永田は前作《Translation Zone》において、「翻訳」と「家庭料理」が、不十分な条件下においても生活を営んでいこうとする人々の前向きな姿勢の結晶であることを映像化した。今回の《Purée》では、「ピュレ」と呼ばれる料理をつくりながら、この料理が様々な人の「口」に入って広まっていった背景にある歴史・労働・政治・現実を再編。「ピュレ」という料理から「主体」へ、そしてその範囲を拡張することを試みる。
なお本展では、《Translation Zone》のダイジェスト版《Digest(Translation Zone)》も公開される。
永田は1990年愛知県生まれ。社会制度やメディア技術、知覚システムといった人間が物事を認識する基礎となっている要素に着目し、あるものを、ほかのものから区別するプロセスに伴う曖昧さについて扱った作品を制作している。
主な展覧会に、「あいちトリエンナーレ2019:情の時代」(愛知県美術館)、「オープンスペース2018:イン・トランジション」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2018)、「第10回恵比寿映像祭:インヴィジブル」(東京都写真美術館、2018)などがある。また、主なテキストとして「Photoshop以降の写真作品:「写真装置」のソフトウェアについて」(『インスタグラムと現代視覚文化論』所収、2018)などがある。
本展は、家庭料理をテーマにした永田の《Translation Zone》(2019)に続くものとして、新作の映像作品《Purée》を中心に構成し、食べること、また「口」について問う。
永田は前作《Translation Zone》において、「翻訳」と「家庭料理」が、不十分な条件下においても生活を営んでいこうとする人々の前向きな姿勢の結晶であることを映像化した。今回の《Purée》では、「ピュレ」と呼ばれる料理をつくりながら、この料理が様々な人の「口」に入って広まっていった背景にある歴史・労働・政治・現実を再編。「ピュレ」という料理から「主体」へ、そしてその範囲を拡張することを試みる。
なお本展では、《Translation Zone》のダイジェスト版《Digest(Translation Zone)》も公開される。