2020.11.30

GINZA SIXの屋上庭園で「耳で視る」音のインスタレーションを楽しむ。evalaの最新作をチェック

立体音響システムを新たな楽器として駆使するサウンドアーティスト・evalaの最新作のサウンドインスタレーション《Grass Calls》が、12月1日よりGINZA SIXの屋上庭園にて公開される。

evala《Grass Calls》(イメージ画像)
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 立体音響システムを新たな楽器として駆使し、国際的に活動するサウンドアーティスト・evala。12月1日から、その最新作のサウンドインスタレーション《Grass Calls》がGINZA SIXの屋上庭園にて公開される。

 2016年より、evalaは「音(耳)から世界を見つめ、音から世界をデザインする」をコンセプトに、新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears(耳で視る)」を始動。音楽/サウンドとアートを軸に、新たな建築や都市設計をも提案していく実験プラットフォームを目指している。

evala

 今回の作品は、evalaがこれまで高松空港や香川県丸亀市の日本庭園・中津万象園などの屋外で展開してきた作品シリーズ「Inter-Scape」の最新作。フィールドレコーディングした音源や、世界各地で収録した音など多層的なサウンドを空間的に作曲することで、「耳で視る」新しいパブリックアートを生み出すことを試みる本作では、銀座という街の喧騒、植物のざわめきや鳥のさえずりとともに、立体音響プログラムによって奏でられる様々な音に耳を澄まし、聴く者の内面にそれぞれの新しい景色が立ち上がる。

 なお11月9日より、様々な業界で活躍する8名のクリエイターやアーティストが、GINZA SIX館内に散らばった大小の「コンテナ」で作品を発表するプロジェクト「GINZA SIX ART CONTAINER」が開催中。同企画の一環として、館内を飛び出し屋上庭園の森に広がる《Grass Calls》を堪能してほしい。