「三菱商事アート・ゲート・プログラム(MCAGP)」の支援アーティスト6組による展覧会。代官山で開催
三菱商事が次世代のアーティストへの育成と自立を目指し、社会貢献活動の一環として取り組んでいる「三菱商事アート・ゲート・プログラム(MCAGP)」。その支援アーティスト6組による展覧会が、東京・代官山のヒルサイドフォーラムにて開催される。会期は2月15日〜26日。
メンタリングを取り入れた独自のプロセスにより、継続的なアーティスト支援を実施する三菱商事の「三菱商事アート・ゲート・プログラム(MCAGP)」。その支援アーティスト6組による展覧会が、東京・代官山のヒルサイドフォーラムにて開催される。会期は2月15日〜26日。
MCAGPは2008年にスタートし、以降、アーティストの支援・育成を行ってきたが、2021年に「育成」に重点を置いたプログラムへと大幅に内容をリニューアル。3つの異なるキャリアステージ(「スカラシップ」「ブレイクスルー 」「アクティベーション」)にあわせ、学生には奨学金、若手及び中堅アーティストには資金援助だけでなくラーニングやメンタリングを取り入れ、2年にわたるサポートを行っている。
今回代官山で作品を発表するのは、「ブレイクスルー」の支援アーティストである飯島暉子、泉桐子、岡本秀、小山渉、衣真一郎、female artists meetingの6組。この6組に対しては長谷川新(インディペンデントキュレーター)、桝田倫広(東京国立近代美術館 主任研究員)、水田紗弥子(キュレーター /Little Barrel代表)の3名がメンターとなり、これまでの制作の振り返りや新たな学びと経験を重ね、作品やそのコンセプトを発展させてきた。
会場では、支援期間中のリサーチや実験の過程から生まれた新作の展示とアーティスト・トークを通して、「身体」や「精神」「自然と人間の関係性」など、アーティストがそれぞれとらえる関心やテーマに対する思考と創作のプロセスが紹介される。
2年というメンタリングで積み重ねられてきた6組それぞれの制作の現在地を垣間見ることができる展示となるだろう。