多彩な刺繍を集めて人々の営みに迫る。静岡県立美術館で「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が開催
刺繍をめぐるアートを複数の角度から紹介する展覧会「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が静岡県立美術館で開催中。会期中は様々なワークショップも予定されている。会期は9月18日まで。
刺繍をめぐるアートを複数の角度から紹介する展覧会「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が静岡県立美術館で開催されている。会期は9月18日まで。
手仕事の温もりと美しさによって、幅広い層に人気を博している刺繍。世界中の伝統的な装飾品から日用雑貨にいたるまで、様々なかたちで生活に浸透し、現代の生活においても浸透している。
本展では、東欧の交差路であるスロヴァキアやトランシルヴァニアの伝統的な衣装やテキスタイル、独特の造形とあざやかな色彩が様々なアーティストにも刺激を与えている、イヌイットの壁掛けなどを紹介。
また、絵本の挿絵として制作されたのびやかな作品から精緻なオートクチュール刺繍まで、230点の多彩な作例を見ることができる。
また、会期中にはワークショップも開催。フリーモーション刺繍作家の瀬川夏帆を招いた夏休みこどもワークショップ「ちくちくアート」(8月5日、6日)や、ちょこっと体験「みんなでちくちくアート」(8月11日~14日)、本展出展作家の大塚あや子による実技講座(8月19日、20日)などが用意される。