54歳差のふたり。アニエス・ヴァルダとJRのふたり旅を描く映画『顔たち、ところどころ』が9月より公開
フランス映画界の名匠アニエス・ヴァルダと、世界各国で大型の写真インスタレーションを発表するアーティスト・JR(ジェイアール)。このふたりが共同監督し、主演も務めるドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』が 2018 年9月15日より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開される。
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フランス映画界の名匠として、またヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督として知られるアニエス・ヴァルダ。そして、参加型アートプロジェクト「Inside Out」をはじめとする作品で世界的に活動するアーティスト・JR(ジェイアール)。このふたりがタッグを組んだロードムービースタイルのドキュメンタリー『顔たち、ところどころ』が9月に公開される。
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アニエス・ヴァルダは女性監督の先駆者として、カンヌ国際映画祭やアカデミー賞の名誉賞も受賞。現在、87歳(作中、現在は90歳)ながらその創作意欲は衰えることを知らない。いっぽう、自らを「photograffeur(フォトグラファー)=フォトグラファー+グラフィティ・アーティスト」と称するJRは、33歳(作中、現在は35歳)の新進気鋭だ。
本作では、この54歳差のふたりが、JR特製のスタジオ付きトラックでフランスの田舎を巡りながら、人々とふれあい、作品をともにつくり、残していく旅の様子が、そのまま映画となっている。
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第70回カンヌ国際映画祭(2017)の最優秀ドキュメンタリー賞をはじめ、第42回トロント国際映画祭観客賞など、各国の映画祭で受賞を重ねる本作。
世代が違うふたつの才能が、ときにぶつかりながらも、ひとつの作品をつくりあげていくプロセスを楽しみたい。