都現美の「石岡瑛子」展、360°VRとハイライト映像をオンラインで公開
今年2月まで東京都現代美術館で開催された「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展が、その展示アーカイブをオンラインで公開した。展覧会の全貌を再現した360°VRコンテンツとハイライト映像で、石岡の世界観をふたたび味わう機会だ。
今年2月まで東京都現代美術館で開催され、世代を超えて大きな反響を呼んだアートディレクター・石岡瑛子の回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」。その展示アーカイブが、オンライン上で2022年3月31日までの期間限定で公開された。
同展は、石岡のデザインプロセスを示す膨大な資料や、世界各国のアーカイブから集められた映画・舞台衣装の展示を通じ、石岡のデザイナー人生を総覧したもの。今回の展示アーカイブは、その全貌を忠実に再現した360°VRコンテンツと、ハイライト映像で構成されている。
360°VRのなかでは、同展の担当学芸員・藪前知子をはじめ、コムアイ、マキシーン・ヴァンクリフ(ファッション・ディレクター)、荒川弘之(写真家)、松下徹(SIDECORE)などが出演した番組「東京都現代美術館 Presents 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』開催記念5時間番組『Encyclopedia of EIKO ISHIOKA』」と、石岡のデザインについて語るトークセッション「石岡瑛子を語りつくす」の動画アーカイブを見ることもできる。
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下で開催され、限られた鑑賞者のみが実際に体験した本展。石岡の仕事を知り、その世界観をふたたび味わう機会をお見逃しなく。