メゾン マルジェラが「アーティザナル 2024 エキシビション 東京」を展開。ジョン・ガリアーノのクリエイティブを分解

　メゾン マルジェラが2024年のアーティザナル・コレクションを多角的に展示する「アーティザナル 2024 エキシビション 東京」を、東京・恵比寿のメゾン マルジェラ トウキョウで開催する。会期は11月2日〜24日。

　本展は、オートクチュールコレクションを様々なアングルから検視するポスト・モーテム（事後解剖）として、クリエイティブ・ディレクター、ジョン・ガリアーノが考案した展示形式で行われるもの。来場者は、ジョン・ガリアーノ自身が着想源やテクニックについて語るオーディオガイドを聴きながら展示を見ることができる。

　会場ではコレクションのインスピレーション源となった写真家ブラッサイを代表する作品のひとつ、マダム・ビジューのポートレートを展示。さらにショーの場面を切り出すようにクリエイティブの要素を細かく解剖するとともに、ショーにおけるモデルのポージングをそのままに展示。加えて、19世紀のスレートの解剖台の上にガーメントを置くことで、その構造を明らかにするという。

　なお、本展に先がけて、10月18日よりメゾン マルジェラ オモテサンドウのウィンドウにて、ショーで発表されたルックが展示。また、ドーバー ストリート マーケット ギンザ1階では漫画家・久保帯人の描き下ろしによるキャラクターを含む4体のルックが展示される。さらに同店舗では久保の描いた月や雨によってコレクションのシーンを表現した2階層にわたるウィンドウ・インスタレーションを10月26日〜11月24日まで展開する。加えて同店3階の特設「メゾン マルジェラ ブックストア」では、ジョン・ガリアーノが2024年「アーティザナル」コレクションの制作にあたり研究し着想を得た本の数々を紹介する。