直島に新たなアート旅館「ろ霞」が開館。館内随所に作品を展示

　ベネッセアートサイト直島が広がり、現代アートの集積地として知られる瀬戸内海の直島。ここにアートをメインとした新たな旅館「直島旅館ろ霞」がオープンする。

「直島旅館ろ霞」は、岡山の湯郷温泉にある創業88年の旅館「季譜の里」4代目オーナーである佐々木慎太郎が代表を務めるA&C株式会社が運営する旅館。　ジェームズ・タレルらの作品が見られる「家プロジェクト」エリアから徒歩5分という好立地に位置するこの旅館は、客室露天風呂を備えたスイートルーム8室とプレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室。館内随所には国内の若手現代アーティストの作品が設られていることがその大きな特徴だ。

　全客室には第1弾Featuredアーティストとして、現代の日本画を手がける品川亮よる描き下ろし作品が展示・販売される。

　直島では地中美術館や李禹煥美術館、「家プロジェクト」などでビッグネームが名を連ねるが、ろ霞はそうした既存の直島の施設とは一線を画するものとなりそうだ。