フィリップ・グロス 個展 「Situation als Akt 2 / 行為としての状況 2」

　GASBON METABOLISMで、フィリップ・グロスによる個展 「Situation als Akt 2 / 行為としての状況 2」が開催されている。

　フィリップ・グロスは1993年ドイツ生まれ。ロンドン芸術大学で文学修士、シカゴ芸術大学で美術修士を取得。現在はシカゴとベルリンを拠点として国際的に活動している。主に映像、彫刻、レディメイド、インスタレーションを手がけ、現代社会の地理的・心理的変容をたどりながら、構築された環境と人間との関係をテーマに作品を制作している。

　本展は、東京都日本橋にあるギャラリー・CON_で行われた展覧会 「Situation als Akt 12,39,72,3,16 / 行為としての状況 12,39,72,3,16」の巡回展となる。

　会場では、炭を用いたドローイングや、木、粘土、金物で構成された作品群を展開。人間の知覚、物、空間、身体とその環境との関係のなかでの刹那的な連関を探る作品が、元廃工場という背景を持ち、新陳代謝の活性を目指したギャラリー空間に並ぶ。